「自転車の事故」について

 

自転車の事故

 

1 最近、自転車と歩行者との事故が増加しています。中には死亡事故もあります。

 

自転車を運転していて歩行者にケガをさせたり、最悪死亡させてしまうと、損害を賠償しなければなりませんし、刑事責任まで問われる場合もあります。

 

自転車を運転するにあたっては、次のことをぜひ知っておいてください。

 

2 自転車は、法律上、「歩行者」ではありません。「車両」の一種であり(道路交通法2条1項11号)、原則として車道を通行しなければなりませんし(17条1項)、その他にも様々な規制を受けます。

 

3 歩道上での自転車と歩行者の事故は、原則として自転車に責任があると判断されます。そのため、歩行者が負った損害(治療費・休業損害・慰謝料)などなど()のすべてを賠償しなければならない可能性が高いのです。1億円近い額の損害賠償責任を認めた判決もあります。

 

  事故を起こさないよう注意を払って運転するのは当然ですが、万が一事故を起こしてしまった場合に備えて、保険に入っておくことも有用でしょう。

 

4 さらに、歩行者にケガを負わせれば「(重)過失傷害罪」、死亡させてしまうと「(重)過失致死罪」に該当し、刑事罰を受ける可能性まであります。

 

5 以上のように、自転車の事故によって運転者が負う責任はとても重いものになります。

 

自転車を運転する際は、信号無視やスピードの出し過ぎ、前方不注視といったことのないよう、十分に注意しましょう。

 

 

                        以 上